陶器に歴史あり 生産地やブランド

陶器に関する歴史を解説

食卓の陶器

陶器の歴史は、およそ約1万2000年前の土器にまでさかのぼることが可能です。しかし、もっと身近な例でわかりやすく説明すると、平安時代の釉薬がかかった焼き物から日本の陶器の歴史が始まります。

それまで陶器の技術は中国から伝えられていましたが、平安時代から、日本独自の陶器が生み出されるようになりました。そして鎌倉時代には熊山窯が制作され、江戸時代には青磁や白磁などが制作されます。染め付けの技術が出来上がったのも、この時代です。さらに明治・大正時代には、洋食器の文化が導入され、ドイツ人であるワーグナーによって、有田焼の改良などが行われました。

そして昭和・平成になると特に備前焼が見直され、岡山県の備前市では約400人の陶芸作家が陶芸活動をしています。その他、全国に伝わる知名度の高い陶器としては、佐賀県の伊万里焼や有田焼、そして唐津焼などがあります。また岐阜県の美濃焼や、愛知県の常滑焼なども有名です。

陶芸

陶器の洋食器について

陶芸

食器には主に和食に適したものとして使用される陶器の和食器と洋食に向くと考えられる陶磁製の洋食器があります。陶器と陶磁器の違いは形成に使用される原料にあります。わかりやすく説明すれば陶器は粘土質の土を使用し、陶磁器の原料はカオリンなどの石質の原料を砕いてを使用し、出来あがった器の印象も陶器はどちらかといえば柔らかく温かい雰囲気が感じられるのに対し、磁器は堅く冷たい手触りがあります。

西洋の長い食習慣から派生したことにより、洋食器はディナー皿、サラダ皿、パン皿、サラダ皿、カップ・ソーサーの5ピースを1セットとして同じシリーズで整えるのが基本で、普段この1セットを4人分とか6人分とかと揃えていきますが、本格的なセッティングを目指すならいざしらず、もっと気軽に器を楽しむことも良いのではないでしょうか。

陶器のものは磁器と比べて厚ぼったく、そのため収納の場所をとるという、また、器肌が柔らかく水分を吸収しやすいという特徴がありますが、これを知った上で料理にあった器を選ぶ、磁器の洋食器の同じメーカーの同じシリーズ物を揃えるのではなく、別々の窯で焼かれた皿を料理にあわせて大きさをだいたい揃え、形や色は違える盛り付ける物により角皿を加えたりすると気分がかわります。

ギフトに選ばれる

茶碗

陶器にはギフトとしての需要もあるため、ここでは種類別にわかりやすく解説していきます。家庭向けに贈る際には、日常的な食器や酒器が選ばれてきました。酒器は徳利や猪口のセットがある一方で、陶器のビールジョッキを選ぶ場合があります。皿や小鉢のセットも欠かせないもので、ギフトとしてふさわしい装飾性も兼ね備えています。

ご飯茶碗のセットも昔から人気が高いのですが、贈る側の立場によって品物が変わります。子供から親へ贈る際には、夫婦茶碗を選ぶこともできます。親の還暦祝いをする際には、箱などに名入れの加工を施すことも可能です。結婚祝いで贈る場合には、陶器のペアカップを選ぶことも行われています。

陶器の表面に好きな絵柄をデザインすると、個性的な魅力を持ったギフトになります。子供の入学祝いの際には、顔写真を絵付けで表現してから製作できます。愛犬家に対しては、マグカップなどに犬の絵柄をデザインしてから贈ることも可能です。